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NGC6543　（キャッツ・アイ星雲）

りゅう座にある惑星状星雲。キャッツ・アイと呼ばれる有名な星雲です。星雲内部にいくつかの輪が見えています。中央の楕円が猫の縦長の瞳孔に見えるのでしょう。遠くから見ると確かにそう見えますね。 最近は天文台などでより詳細な画像を得る為にラッキーイメージング法という撮影方法がとられています。明るい天体の場合に、短時間露出で多数撮像し、その中からシーングの影響の少ない細部の描写の良いコマを選び出し合成する方法です。最近、友人からこの方法を教えていただき早速試してみました。この星雲は小さいですが非常に明るく輝いているので短時間露光が可能です。今回、L画像は10秒露出で120枚撮像し選んだ画像は16枚です。効果はどうでしょうか。シーングの安定した空で数秒の露出にすればより細部が見えてくるのかもしれません。拡大画像には普通に撮影した画像とHST(ハッブル宇宙望遠鏡）の画像を比較して並べてあります。 距離１４００万光年　光度８．０等　　視直径０．４′×１′

撮影データ 2012年8月19日　22:15−　　 ２５ｃｍＦ６ニュートン　　コマコレクターF8　　FL=2000mm　 BJ-４１L 　　IDAS LRGB　Type2 　（RのみType3） 露出：L＝10s×120　より　16コマ選別　　　　RGB＝10ｓ×40　より20コマ選別　 ステライメージ等で画像処理 三鷹　GNS−２６赤道儀　　恒星時自動　 撮影地　　自宅