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M 104  ソンブレロ銀河
 
おとめ座にある有名な銀河です。渦巻き銀河を横から眺めた姿の例としてよく図鑑などに載っています。銀河中心をつつむ広がったバルジと濃い顕著な暗黒帯が特徴です。愛称は南米のソンブレロハットにちなみます。
赤外線観測衛星「スピッツアー」が最近撮影した画像から、この銀河の大きなバルジは実は楕円銀河と同じような大きさと質量を持ち、その中に円形のダストリングをもつ構造が明らかになりました。このような銀河は極めて珍しいといいます。
この銀河にふくまれる球状星団は2000個に達し、通常の渦巻き銀河の10倍以上あります。これは楕円銀河の特徴でもあり、謎の一つが判明したと考えられています。大きな画像にみえる銀河の周りに見える淡い小さな斑点が球状星団なのでしょうか。

「スピッツアー」の撮影したダストリングの画像はこちら。

視直径9' ×4′ 光度9.3等   距離4600万光年     Wikipedia


撮影データ

2012年5月11日    L=5分×21 RGB=5分×5   
MT-250    F6  FL=1500mm 
BJ-41L    IDAS LRGB Type2
ステライメージ等で画像処理
三鷹 GNS−26赤道儀  恒星時自動 
撮影地  自宅
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