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M42・M43 オリオン大星雲
 
オリオン座にある有名な散光星雲。鳥の姿に例えれば翼がM42、頭がM43です。明るく大きいので双眼鏡でも楽しめる天体です。アマチュアの機材で覗いてもこの美しいピンク色は見えません、むしろ青緑色を感じることがあります。それは肉眼とカメラの感色性の違いからなのです。赤色は星間ガス(水素)が発光する波長です。星はこのような星間ガスが集まり重力で収縮して生まれます。このオリオン大星雲は全天でもっとも活動的な星生成がなされている場所ともいわれます。生まれたばかりの星が周囲の星間ガスを輝かせている姿です。(星間ガスのほとんどは水素です。生まれた若い星の強烈な紫外線により周囲の水素ガスが電離して656.3nmの水素の輝線(Hα線)=赤色を発しています。このような場所をHII領域といい、Hは水素、Uは電離状態を意味します)


距離1600光年 光度2.9等  視直径66′×60′(Wikpedia)
  
撮影データ

2011年12月21日 21:38〜  露出:L=300s×20    RGB=300s×5
2012年01月07日 21:54〜  露出:L= 20s×15    RGB= 20s×5
高橋FC76+レデューサー   FL=450mm 
BJ-41L   IDAS LRGB Type2
ステライメージ等で画像処理(中心部描写のため5mと20sを合成)
三鷹 GNS−26赤道儀  恒星時自動 
撮影地  自宅
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